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いずれの後に死んでしまうことを後悔してはいけないよ。と言われた。
明日を生きるときの気持ちもわからないのに死ぬときのことなんて考えられないと言うと、その人は穏やかに笑うだけだった。
星の光が淡く肌を照らしている。
空の色は透き通った深い群青で、星がゆっくりと泳いでゆくのが見える。
明け方になるにつれて遠くに見える山々へ沈んでいくのだろう。
俯いた目線の先にある湖は、上空にある星空をそのまま落とし込んで、飛び込めばそのまま空に落ちていけそうな気がした。
儚く輝くその光に触れて、深い蒼の奥の奥まで沈んでみたいと思った。
再び顔をあげ、ねじが回るようにゆっくりと回転する星をみながら、このほしが死ぬときはあの星達も動くのをやめるのかなと尋ねると、長く穏やかな沈黙の後、返事の変わりに温かい手で頭を撫でられた。
力の無い指先で緩く髪をとかれる。
きっともう永くはないのだろう。
明日のことを考えるのはその人にとっては死ぬときのことを考えるのと同じかもしれない。
でも誰にしたって先の事なんてわかりはしないのだ。
一秒先も、百年先も。
過去は尾を引きながら掴めない速さで遠ざかり、今を置き去りにする。
止まることは終わることと同じだ。
過去は遠ざかるのを止め、未来は今に近づくのを止め、今は過去にも未来にもならない。
いつかはわからないけれど、何もかもにも止まるときはいつかやってくる。自分にも、隣に座るその人にも。
涙の膜に包まれて歪んだ空を、長い尾を引いて星が駆け抜けていった。
明日を生きるときの気持ちもわからないのに死ぬときのことなんて考えられないと言うと、その人は穏やかに笑うだけだった。
星の光が淡く肌を照らしている。
空の色は透き通った深い群青で、星がゆっくりと泳いでゆくのが見える。
明け方になるにつれて遠くに見える山々へ沈んでいくのだろう。
俯いた目線の先にある湖は、上空にある星空をそのまま落とし込んで、飛び込めばそのまま空に落ちていけそうな気がした。
儚く輝くその光に触れて、深い蒼の奥の奥まで沈んでみたいと思った。
再び顔をあげ、ねじが回るようにゆっくりと回転する星をみながら、このほしが死ぬときはあの星達も動くのをやめるのかなと尋ねると、長く穏やかな沈黙の後、返事の変わりに温かい手で頭を撫でられた。
力の無い指先で緩く髪をとかれる。
きっともう永くはないのだろう。
明日のことを考えるのはその人にとっては死ぬときのことを考えるのと同じかもしれない。
でも誰にしたって先の事なんてわかりはしないのだ。
一秒先も、百年先も。
過去は尾を引きながら掴めない速さで遠ざかり、今を置き去りにする。
止まることは終わることと同じだ。
過去は遠ざかるのを止め、未来は今に近づくのを止め、今は過去にも未来にもならない。
いつかはわからないけれど、何もかもにも止まるときはいつかやってくる。自分にも、隣に座るその人にも。
涙の膜に包まれて歪んだ空を、長い尾を引いて星が駆け抜けていった。
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